お~い、こっちだよ~
人並みですが、思ったこと、感じたこと、あった事を色々と
2015.07.08 (Wed)
EOS 60D 天体改造カメラのスケアリング調整方法
天体写真で大多数の方が一眼を使ってると思いますが
赤い星雲を撮影しようとしたら改造しないと映りが悪い
と言うことでカメラを改造するわけですが
ショップに出せば改造してくれるが高い!
ならば自分で改造すると、なる訳で
ワイも自分で改造します。
改造と言っても、CMOS前のフィルターを取っ払うだけなのでなんちゃ問題ない
しかし、一番の問題はCMOSの傾きの再現が難しい
ワイはEOSを使ってるがEOS 40DまではシムでCMOSの傾きを調整してるので気にしてなかったんですが
EOS 50D、Kiss X3(←多分・・・)以降はネジによる締め付けで調整してます。
で、勇気を出して60Dを手に入れて改造してみました
色々な長さのネジがあるので、場所を間違えない様にさえすれば
そんなに難しくないです。
一番の問題はCMOSの傾き調整ですね。
一番簡単なやり方は
CMOS取り外し
①ネジを緩める前にマーキング
②その位置からネジを一番奥まで締めこみます、その時にどの位締めこんだかを記録しときます
③その状態からネジを外します
CMOS取り付け
①ネジを一番奥まで締めこみます
②その状態から、取り外す時に記録した締め込み量だけネジを緩めれば大体の位置が再現できてます
しかし、これでは撮影して気になるレベルではないですが微妙な誤差が出てくるんですよね。
今回はその誤差を最小限に抑える方法をレーザーを使って行います
この方法でやると結構いい精度が出ます。
では行きます
用意する道具は
レーザーコリメーター(レーザーポインターでも良いです)
三脚あれば2つ
レーザーコリメーターを三脚に固定する道具
鏡
これだけです
レーザーコリメーター固定します
もう一つの三脚にカメラをセットして適当で良いので向かい合わせます。
レーザーがCMOSの中心部にくる様に調整します。
シャッターを開けっ放しにしないと駄目なので、「手作業でクリーニング」を選んで電池を抜けば
シャッターが下りることはありません。
ここまでセットしたら鏡をマウントへ貼り付けます
なるべく薄い両面テープで最低3箇所で貼り付けます
鏡を剥がす時簡単にはがせる様に、粘着力を落としといた方がやり易いです。
ワイは指でベタベタ触りまくって、オッサンの脂分を付けてやったぞ
あまりやり過ぎると鏡が落ちるので程ほどに
鏡に反射したレーザーが後ろの壁に写ってます
カメラ側の三脚を調整して反射したレーザーがレーザーコリメーターに戻るようにします
カメラ側で調整するとレーザーがCMOS中心部から外れますので
再度CMOS中心部にレーザーが当たる様にレーザーコリメーター側を調整してください
するとまた反射したレーザーがレーザーコリメーターから外れますのでカメラ側で調整
これの繰り返しで精度が高くなります、4回位すれば誤差はなくなります。
誤差がなくなるとこんな感じ、レーザーコリメーターの一番内側に円に入ってればOKでしょう。
調整できたら鏡を外してCMOSにレーザーが当たると
マウントに対する誤差の分だけレーザーがレーザーコリメーターから外れます。
ばっちり精度が出てれば外れません。(まずありえないけど)
誤差があればCMOSの調整ネジで傾きを調整してやります
CMOSは3点支持となっていますので2点の締め付け量で調整していきます
黒円の場所は基盤の下にあるので触ることは出来ません。
基盤を組み付ける前に調整してやれば3点で出来ますが、2点で出来るので3点調整は意味が無いかも
白円のネジを締めたり、緩めたりしてレーザーがレーザーコリメーターの中心に戻るように調整すれば
マウント面とCMOS面の傾きが同じになります。
これはカメラとレーザー発信機の距離が長ければ長いほど精度が出ますよ
調整もシビアになりますけどね
おれは廊下でしたので3mくらいかな
梅雨の時期だからこそ出来る、大人の遊びフフフ・・・
以上、自分で出来るデジタル一眼の改造後のCMOSスケアリング調整方法でした。
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赤い星雲を撮影しようとしたら改造しないと映りが悪い
と言うことでカメラを改造するわけですが
ショップに出せば改造してくれるが高い!
ならば自分で改造すると、なる訳で
ワイも自分で改造します。
改造と言っても、CMOS前のフィルターを取っ払うだけなのでなんちゃ問題ない
しかし、一番の問題はCMOSの傾きの再現が難しい
ワイはEOSを使ってるがEOS 40DまではシムでCMOSの傾きを調整してるので気にしてなかったんですが
EOS 50D、Kiss X3(←多分・・・)以降はネジによる締め付けで調整してます。
で、勇気を出して60Dを手に入れて改造してみました
【More・・・】
カメラの解体は基本的にどれも同じです。色々な長さのネジがあるので、場所を間違えない様にさえすれば
そんなに難しくないです。
一番の問題はCMOSの傾き調整ですね。
一番簡単なやり方は
CMOS取り外し
①ネジを緩める前にマーキング
②その位置からネジを一番奥まで締めこみます、その時にどの位締めこんだかを記録しときます
③その状態からネジを外します
CMOS取り付け
①ネジを一番奥まで締めこみます
②その状態から、取り外す時に記録した締め込み量だけネジを緩めれば大体の位置が再現できてます
しかし、これでは撮影して気になるレベルではないですが微妙な誤差が出てくるんですよね。
今回はその誤差を最小限に抑える方法をレーザーを使って行います
この方法でやると結構いい精度が出ます。
では行きます
用意する道具は
レーザーコリメーター(レーザーポインターでも良いです)
三脚あれば2つ
レーザーコリメーターを三脚に固定する道具
鏡
これだけです
レーザーコリメーター固定します
もう一つの三脚にカメラをセットして適当で良いので向かい合わせます。
レーザーがCMOSの中心部にくる様に調整します。
シャッターを開けっ放しにしないと駄目なので、「手作業でクリーニング」を選んで電池を抜けば
シャッターが下りることはありません。
ここまでセットしたら鏡をマウントへ貼り付けます
なるべく薄い両面テープで最低3箇所で貼り付けます
鏡を剥がす時簡単にはがせる様に、粘着力を落としといた方がやり易いです。
ワイは指でベタベタ触りまくって、オッサンの脂分を付けてやったぞ
あまりやり過ぎると鏡が落ちるので程ほどに
鏡に反射したレーザーが後ろの壁に写ってます
カメラ側の三脚を調整して反射したレーザーがレーザーコリメーターに戻るようにします
カメラ側で調整するとレーザーがCMOS中心部から外れますので
再度CMOS中心部にレーザーが当たる様にレーザーコリメーター側を調整してください
するとまた反射したレーザーがレーザーコリメーターから外れますのでカメラ側で調整
これの繰り返しで精度が高くなります、4回位すれば誤差はなくなります。
誤差がなくなるとこんな感じ、レーザーコリメーターの一番内側に円に入ってればOKでしょう。
調整できたら鏡を外してCMOSにレーザーが当たると
マウントに対する誤差の分だけレーザーがレーザーコリメーターから外れます。
ばっちり精度が出てれば外れません。(まずありえないけど)
誤差があればCMOSの調整ネジで傾きを調整してやります
CMOSは3点支持となっていますので2点の締め付け量で調整していきます
黒円の場所は基盤の下にあるので触ることは出来ません。
基盤を組み付ける前に調整してやれば3点で出来ますが、2点で出来るので3点調整は意味が無いかも
白円のネジを締めたり、緩めたりしてレーザーがレーザーコリメーターの中心に戻るように調整すれば
マウント面とCMOS面の傾きが同じになります。
これはカメラとレーザー発信機の距離が長ければ長いほど精度が出ますよ
調整もシビアになりますけどね
おれは廊下でしたので3mくらいかな
梅雨の時期だからこそ出来る、大人の遊びフフフ・・・
以上、自分で出来るデジタル一眼の改造後のCMOSスケアリング調整方法でした。
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